コンセント

コンセント (幻冬舎文庫)

コンセント (幻冬舎文庫)

世界観を広げる一冊。
ドグラマグラ村上龍の世界にも少し近い気もしたのですが、そこらへんに興味がある人にはオススメします。


ふつうってなんでしょうね。
平生でいることがふつうであるのか、常識を持っていることなのか、
それとも、自然に身を任せ、あるがままの自分であることか。


社会の中に生きて、どこかの組織に所属しているということは、社会にも組織にもつながりがあり、そこで見えないコンセントによってつながっているとも言い換えられると思いますが、僕はそれ以前に自分が自分に対するコンセント及びプラグを持っていることが大事なんじゃないかなと感じます。(外に対するつながりを持つと同時に、内側に対するつながりも持つことで、自分自身の存在がはっきりする気がするので。)