ビーイング・デジタル


デジタルってなんでしょう。
ではアナログはなんでしょう。


そもそも、デジタルはアナログの物質を組み合わせて出来ているわけですからアナログの集まりということも出来ます。


その両者の違いは、情報を介して離散化されているか否かではないでしょうか。


この本ではデジタルの歴史及び展望をとてもわかりやすく、且つきちんとした流れの中で紹介されていて、「デジタルってなんだろう」という素朴な疑問を持っている人や情報分野についてなんとなく関心を持っている人が読むにはとてもふさわしい本だと思います。

第三の波 (中公文庫 M 178-3)

第三の波 (中公文庫 M 178-3)

個人的には、数年前にトフラーの第三の波を読んで(農業社会、産業社会、情報社会という流れの中で情報社会は第三の波として書かれている本です)本が書かれた1980年代当時の情報社会の予測や展望が現在においてその予測が的中していて感銘していたのですが、そんな大きな流れの中での情報社会の今後や今現在をこの本で感じられた気がします。

コンセント

コンセント (幻冬舎文庫)

コンセント (幻冬舎文庫)

世界観を広げる一冊。
ドグラマグラ村上龍の世界にも少し近い気もしたのですが、そこらへんに興味がある人にはオススメします。


ふつうってなんでしょうね。
平生でいることがふつうであるのか、常識を持っていることなのか、
それとも、自然に身を任せ、あるがままの自分であることか。


社会の中に生きて、どこかの組織に所属しているということは、社会にも組織にもつながりがあり、そこで見えないコンセントによってつながっているとも言い換えられると思いますが、僕はそれ以前に自分が自分に対するコンセント及びプラグを持っていることが大事なんじゃないかなと感じます。(外に対するつながりを持つと同時に、内側に対するつながりも持つことで、自分自身の存在がはっきりする気がするので。)

暗黙知の次元

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)


僕が大学院に入る前からやりたいといっていたことは、目に見えないものを見えるようにしたいということでした。
でも、その言葉にはどこか違和感があって、目に見えないものだけに限定しているわけではなくって、こう、概念的なものを
明らかにしたいとでもいいますか、なんともそこについて不明瞭でした。
しかしながら、この本を読んだことで自分が明らかにしたいと思っていたことがわかりました。

暗黙知
(あんもくち、Tacit Knowing)は、ハンガリーの哲学者・社会学者マイケル・ポランニー(Michael Polanyi)によって1966年に提示された概念で、認知のプロセス、或は、言葉に表せる知覚に対して、(全体的・部分的に)言葉に表せない・説明できない知覚を指す。


wikipediaより


研究のパラダイムとしても、動きや脳の中や物事の関係性等、どんどん「言葉に出来ない何か」を明らかにする方向に向かっていっている気がしています。文章中では「隠れた知のダイナミズム」と書かれていますが、それを明らかにしていくことで、もっと今までとは違ったアプローチで人間の心の解明に取り組むことが可能になるのではないでしょうか。物質的に満たされた現在、精神的にも満たされた状態を目指すために、このような研究の必要性の認識が高まることを願います。ただ、言葉に出来ないできない知覚なだけに、説明もしずらいという側面もあるわけですが。



以下線引いたこと箇条書き


・「知る」には「対象を知っている」と「使い方を知っている」の2つがある
・人は無意識でも知覚を行っている(閾下知覚)
・たとえば、人の顔の諸部分について詳しく説明出来なくても人相は判別できる
 (雰囲気を知覚している)
・知を保持するのは、発見されるべき何かが存在するという信念に、心底打ち込むということだ。
 また、おしなべて孤独な営みであるという意味合いにおいて、個人的な行為である。
・誰かを見るということは、無限に存在するその人の精神と肉体の隠れた働きを見るということなのだ。
 私たちが知覚するのは実在(リアリティー)の一側面であり、したがって数ある実在の側面は、
 いまだ明かされざる、おそらくいまだ創造されざる、無限の経験に至る手がかりになるからである。
・科学は、科学的な事実と価値がいまだ明かされざる実在に関係すると信じて初めて、独自の
 学問分野と独創性を持つことができる。
・独創性はあらゆる段階で人間精神内の真実を増進させるという責任感によって支配されている。

アイデア0127

こんばんは/おはようございます


なんとなく思いついたままで埋もれそうなアイデア
箇条書きしてみます。アイデアって、いつも人に話すタイミングが
難しいなぁと思う。でも、自分が今現在どんな事柄に問題意識や注目を
持っているかを具体的に伝えるにはいい方法だとも思う。

何か興味持ってもらえたのがあれば連絡ください!!
実現性とやる気を相談しあいましょう!w


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・伸縮性のあるスーツ
 →見た目はスーツ、動きはジャージ。素材でなんとかなりそう


・革に見せかけたゴム靴
 →同じく素材系


・フランクな日本語体系
 →英語のフランクさとの中間的な体系ってないのだろうか。
  言葉の壁で外国人と仲良くなりずらいのと同様に
  同じ言語の中での言葉の壁が日本語の場合あるのでは。

就職活動 gave me ideas.



これは普段から考えてる部類。


・雲のディスプレイ
 →すごい離れた雲に情報掲示出来たら情報メディアに触れる
  機会が増えるんじゃないかと思う。
  このことについては改めて書きます。

狂音楽


今は特にこの2曲にはまりまくってる


feed me-the spell [spor]

病的な感じがたまんない!


Kasso - Walkman

ロディックにピアノが始まるところで、感動して、笑みが止まらなかった。


Kassoがきっかけになり、現在Funkに猛烈に興味持ち中。
今聞いてもすばらしいと思うのだけど、音楽のジャンルには当然時代の流れが反映して売れたり売れなかったりというのがあるわけで、なんか新しさも古さも関係なくフラットに音楽の良さで見られるのとかって構図的に無理なのだろうか。

あ、「良さ」ってあいまいだから気軽に使っちゃダメかも。


ちなみに2曲ともBBCのRADIO1で聴いて好きになりました。
Kassoが流れてたのはこれ
http://www.bbc.co.uk/iplayer/episode/b00gkp2d/Radio_1s_Essential_Mix_Greg_Wilson/
なんだかfunkのリミックスが多い週で、聴きながら始終揺れ踊ってた♪

先週のRSS、特にお気に入り

だいたい普段

・科学、IT系
・デザイン、メディア系

を中心にRSS拾って見てます。
なんだか今週はチェックしたのが多かったので紹介しまーす。


まわりの世界と体の関わりを楽しみながら学べる「感覚アスレチックワークショップ」開催
http://designwork-s.com/article/112570960.html
山口じゃ行けないy。。。


「貧乏ゆすり」で脳の集中力を高める装置:明和電機と面白法人カヤック
http://wiredvision.jp/news/200901/2009011520.html


LEGO電気製品」が登場へ
http://wiredvision.jp/news/200901/2009011519.html


ナノスケールなMRI画像を得る手法が開発される
http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/01/15/0417216
従来の1億倍ですって・・・


月々48ユーロで乗り放題!ついに定額制のタクシーが登場!『TAXMOBIL』
http://www.ideaxidea.com/archives/2008/12/48taxmobil.html


雨の日の夜道でも安心な光る傘「Umbrella Lights The Way」
http://designwork-s.com/article/111113535.html


天才的科学者が没すると科学自体も衰退する、MIT教授
http://www.technobahn.com/news/200812301748
その一方で別の理論を唱えていた人が伸びるって事実も興味深い


サウンドエフェクトをテキスト生成する「The Sound Effect Generator」
http://designwork-s.com/article/111842973.html


メディアの行く末はどうなる?朝日新聞グローブ「メディアが、溶けていく」
http://designwork-s.com/article/112229837.html

情報感

情報量は"-log2 1/p"で表される。
たとえば、コインが表か裏かという設題に対して裏であった
ことの情報量は


−log2 1/2 = 1bit


となる。
ただ、普段の情報生活で馴染みがあるのはバイトだと思うので、
バイトでも表してみると、
1 / 8 = 0.125byte
となる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%88_(%E6%83%85%E5%A0%B1)



ところで、世界の全人口は2009年1月14日18時10分の時点で
67億5017万4186人。(1秒間に4人ずつぐらい増えてる計算みたい…)
http://arkot.com/jinkou/



この2つの事柄を使って、私が私であることの情報量を電卓をカタカタと叩いて求めてみると、
(-log2 1/6750174186) / 8 = 82159.444(bit) / 8 = 10269.930(byte)
となる。


さらにbyteをKiloByte(KB)に直してみると、
10269.930 / 1024 = 10.029 ≒ 10KB
となった。
全世界の人口のうち、私が私であるということの情報量は10KBとして
表すことが出来た!


こうして求めた値を見ると、なんだかあまり大きくない数値のように思える。普段よく目にする数値としては、デジカメの画像ファイルの3MBとか、MP3ファイルの4MBとかだろうから、そう思うのも仕方ない。


ただ、最初に戻ってみると私が私である確率は
67億5017万4186分の1である。こうして聞くと、すごい確率だ。



67億5017万4186分の1と10KB。



どっちも同じことを表しているのに、全然スケール感が違って聞こえる。
表し方の違いだけなのに。どこか、情報感覚が麻痺しているのかもしれない。


身の回りにあるデジカメやMP3プレイヤー、これらは10KBよりはるかに
大きな情報を扱っているのであり、恐ろしい確率の元に出来上がっている情報物だといえる。






結論を言おうとした文章ではなかったのですが、
なんとなく情報という概念について考えてみたのでした。